ジャックの塔、三たび
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16日に当日券で観劇してきた白夜の女騎士(ワルキューレ)について今日は一言。野田秀樹の戯曲を初めて観られる方は、台詞の言葉遊びが耳につき、ストーリーが難解だという印象を持たれるようです。この言葉遊びが時には推理小説の謎解きのように重要な役割を果たす作品(走れメルス)もありますが、この作品はニーベルンゲンの指輪をモチーフにしていることが重要なようです。(ニーベルンゲンを詳細に知らないので大きなことは言えません。)
主人公空飛びサスケは神と巨人と小人の住む世界で創造された生物というメインキャラと跳び方を忘れた天才棒高跳び少年およびアマチュアハム通信を趣味とする少年というサブキャラを持っています。同様に神様は天才カメラマン(写真の神様)、巨人はライト兄弟、小人は堺の商人というサブキャラを持っています。これにその後の信長(サブキャラまさかの友)と妹の眠り姫(サブキャラおまけ)、ワル、キュー、レの三人娘がメインキャラ、サブキャラで糸を紡ぐようにしてストーリーが繋げられていきます。メインキャラとサブキャラが唐突に切り替わるのでストーリーが難解だと思われるのかも知れません。
今回はサスケが自分の正体を知るために模索し、ゴール地点である富士山火口へ向かいます。神様は報道カメラマン、巨人は国外逃亡(高飛び)犯を逮捕する刑事として話に絡んできます。サスケはそこで自分の正体を思い出し、自分を取り巻くすべての境遇を受け入れ、次の希望に向かって飛び立つというのが私が考えるあらすじです。野田戯曲では主人公の多くは少年であり、テーマはその成長記であると思っています。今回は少年と人類が同義語となり成長記であり進化論であるとも言えます。少し長くなったので今日はこの辺で、、、、今回は戯曲の事ばかりで、肝心の芝居について少しも触れられなかったので次回機会があればその辺を、、、、
今日の一枚はビルに聳え立ち見下ろす広告塔の巨人、スクランブル交差点をせせこましく動く小人、見えざる姿で世界を見詰める神の視線をテーマにして白夜の女騎士をイメージした一枚です。
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